先日はAdemic IELTSリーディングの勉強法を紹介しました。
今回は、リスニング編です!
Band Score 6.0以上を目指したい!という人向けにお話しします。
テスト作成者が語るIELTSの罠
勉強法に入る前に、IELTSの一番の罠をはじめにお教えします!
10年以上テスト作成にかかわっている人がこう断言しています。
「作成者はテスト作成時、答えを明確にさせないように作っているのよ。
いくつかの答えは会話文中の単語そのままのものもある。でも、それをすると答えにならない箇所もあるの。試験官が何を試しているかというと、あなたの語彙よ。」
「全ての正解になりうる答えは会話内から発せられる言葉/単語よ。テスト受験者としてのあなたの仕事は、あなたの答えの中の言葉/単語が、言っていることにマッチしているかどうかを確認すること。でも、それは会話の中の一つのフレーズとマッチしているかどうかということではないわ。」
要するに、会話内容と一字一句同じ言葉が答えになりえない。ということです。
会話全体の内容と、あなたの答えに辻褄があっているかどうかチェックしなさいよ!ということです。
そして語彙をみているわけですから、別に会話内の言葉でなくてもいいわけです。
これは、リーディングでも同じことが言えると、この試験官は言っています。
私はこれを聞いて、「え~~!騙されてた~~!」ってなりました。笑
私は必死に会話を聞いて、会話内容と一字一句同じ言葉を書こうとしていたんですね。
IELTS リスニングの難しさ
正直、上記のトリックだけわかれば満足!って思うかもしれませんが、本題に入っていきます^^;
これはあくまで、自身の経験からですが
IELTSの一番の難しさは、グラフィックイメージがないことだと思います。
想像してみてください!
洋画を英語字幕でみているとしましょう。
みんさん、どこから情報を得てその映画がどういう内容なのか理解しますか?
そう!視覚と聴覚です。
でも、特に洋画を見るとき、視覚からの情報が大きいと思いませんか?
画像があるから、英語が完璧にわからなくても、何が起こっているかわかるんですよね。
いくら邦画でも、耳からの情報だけで全ての内容を把握することは難しいですよね。
と、あくまで私個人の見解ですが、「あ~そうかも…」と思う人もいるはず。
では、どうやって勉強したらいいの?
- 聴覚を鍛えよう!
- IELTS受験者が躓きやすいポイントと対策
この2つを抑えましょう!
聴覚を鍛えよう!
聴覚だけを鍛えます!
これは、日常会話にも十分かかわってくるので、やって損はないでしょう^^
しかも、いたってシンプルです!
Podcastなど画像に頼らない状況で英語を聴くことです。
でも、ここでポイントなのは…聴くことに集中すること!
私はよくあるんですが、途中で意識が違うところへいっちゃうんですよね。笑
これでは意味がありません!集中して、何を言っているのかちゃんと聴いてください。
わからない部分は、戻って聞き直す、わからない単語は辞書で調べる、これも重要です!
Podcastだとスピードも設定できるし、色々な国の人の英語を聴くことができます。
IELTSはAmerican, British, Australian と、発音が色々あります。
対策にはとてもいいと思います^^
私は、少なくとも夜寝る前の30分か、朝起きてすぐのベッドの上で30分Podcastを聴く、これを徹底しています。
お勧めのPodcastを紹介します!
BBC Learning English – 6 Minute English
題名のとおり6分で1レッスンが完結しているありがたいプログラムです^^
ただ、Podcastだとコンテンツ数がすくないので、ラジオの方がいいかもしれません。
イギリス英語対策に!
IELTS Energy English Podcast
これは、IELTS対策にもってこいのプログラムです!
ESL (English as a Second Language)の先生や、IELTSの試験官経験のある人がホストで、
IELTS対策のエピソードなのでお勧めです。
はじめに書いたトリックはここから持ってきました。
All Ears English Podcast
ホストはIELTS Energy English Podcastと同じです。
このプログラムでは、アメリカ人が日常生活でどんな言い回しをするかなどを解説しています。
アメリカ文化が好きな方は是非!
Good Night Stories for Rebel Girls
これは、New York Times誌のベストセラー本でも有名みたいですが、
世の中に影響を与えた女性の実話です。子ども向けなので、英語もそこまで難しくありません!
20分くらいで収まるので、私は好きでよく聴いています^^
TED-Ed: Lessons Worth Sharing
おなじみのTED Talksですが、これは子どもの教育用に作られたもので、わかりやすいです。
音声もプレゼンではなく、きれいな英語で話してくれるので通常のTED Talks Dailyよりも優しいです。
とはいっても、内容は学術的なものが多いので、出てくる単語は難しく感じると思います。これも4~7分くらいの長さなので、集中するのにはいいですね^^
レベルが高い人はTED Talks Dailyもいいと思います!でも、正直難しいし、長い!笑
私が日ごろ聞いているのは多く上記の5つです^^
他にも探せば色々なプログラムがあるので、活用してみてください!
IELTS受験者が躓きやすいポイント
始めに、「IELTSは画像がないことがないことが一番難しい」と言ったんですが、
まだ、躓きやすいポイントはあるんです…TT
数字を聞き取ることが苦手
英語の数字の言い方は、一通りではありません。
例えば、2020年=twenty twenty/two thousand twenty
方角や位置関係を聞き取るのが苦手
Section 2では、どこに何があるのか聞き取り問題があります。
「○○を渡って…」「○○と○○の間」など、あ~パニック!
聞き取れたけど何言ってたか忘れた
特にSection 4 で起きやすいですよね。一気に情報言われても追いつかないよ!って状況ですね。
the/a、単数形/複数形、時制
これもよくやってしまいますよね。
これに関しては、質問の前後をよく読む、そしてよく聞く、これしかないです!
対策
上記3つに関しては、リーディング対策でも紹介したこのテキストをお勧めします!
Strategies and tips には、数字、位置関係を聞き取るコツと練習問題が入っています。Sectionごとに解き方のコツがあるので実践的な練習ができます^^
そして、Practice Examでテストさながらの練習をしましょう!
どちらのテキストにもCDがついています。CD使えないよって人には、バーコードがあるので
それを読み取れば音声がゲットできます!
それから、一度に情報を言われても忘れちゃう!という人、
自分でも思い出せるキーワードみたいなメモ書きをしておくことをお勧めします。
日本語で大丈夫です!後から答えを書く時間はあります^^
※時制、複数か単数かなどに注意してください!
最後に
リスニングは日ごろから英語に慣れることが大切です!
これもリーディングと同様、毎日の積み重ねです。
頑張りましょう!