こんにちは!
私はトロントのカレッジで2年間勉強したんですが、私の学科はuniversityへ編入するための準備学科なので、論文を嫌というほど書かされました。
トロントのカレッジ生活に興味のある方はこちら…
あらゆるクラスで、教授が論文の書き方を耳が痛くなるほど教えてくれました。
今回は、私がカレッジで教わった英論文の書き方をみなさんに伝授します^^
実際に書いた論文を使いながらポイントを抑えていきます!
安心してください!私のカレッジでの成績はほとんどA⁺もしくはA̠⁻です^^
これを読んだ人のためになればと思ってシェアします^^
- Thesis statementが論文の中で一番大切!!
- トピックは幅広くなく、specificでfocusedであること!!
- Introductionは全体図!!
- 1つのBody Paragraphに議論は1つのみ!!
- Conclusionに新しいアイデアは持ち込まない!!
- はじめから最後まで議論が一貫している!!
全体の構成
私の学科では、論文は大体Microsoft Wordで3~5枚程度(1,200字~2000字弱)が多かったです。
うげーって思う人も多いかもしれませんが、3枚くらいは大丈夫!笑
Universityに行きたい人はこんなもんではないと思います^^;
ではここでポイント!
APA style, MLA styleであればこれで大丈夫!
Microsoft Wordで初期設定にしておくとらくです^^
※この2つのスタイルについては後日別途説明します!
IELTSを受験している人も多いかもしれませんが、全体構成はIELTSと変わりません!
これが基本になります。
Body Paragraph の数は論文の文字数にも関わってきますが、2,000字弱であれば、Body Paragraphは2、3個でいいと言われました。
そしてもちろん、Bodyの部分が一番長く、その次にIntroduction、そしてConclusionは一番短くあるべきです。
そして、”I”という一人称は使いません!
論文のトピックの選び方
英論文には、Argumentative/Explanatory/Descriptive/Persuasive/Narrativeなど、色んな論文のタイプがあります。
が、論文タイプが何にせよ、重要なのは狭いトピックを選ぶことです。
例えば…バイリンガルについて書こう!
これはNGです!トピックが幅広すぎます。
バイリンガルでも色々ありますよね。
子ども/大人、書く/聞く/話す、考えれば考えるほど絞れます。
なので、
”大人と子供での第二言語習得に関して脳の情報処理回路ににどんな違いがあるか。どちらが有利か”
みたいな感じで、絞っていきます。
Introduction(導入)
Introductionでのポイントは先にも書いた2つを含むこの4つです!
一番重要なのはThesis statement!
1.何を書いている論文なのかがわかる!(論文の全体図になっている)
Introductionは論文全体のMapと言われます。
つまり、Introductionを読めばこの論文で触れることが全てわかるということです。
Bodyでの議論の要約を含んでいること、そしてもちろんThesis Statementも!
2.論文に関係のない話は持ち込まない!!
3.読者を引き付けるような書き出しにする!!
2と3はまとめます。笑
「よっしゃー!書き出しを格好よく書くぞ!」
と意気込みすぎると、全然論文とは関係ない話題を持ってくる場合が多いんですね^^;
私は陥ってました。笑
例えば、世界の人口増加に関する論文でなのに、論文内で全く触れないグローバリゼーションを書き出しを持ってくるみたいな…。
4.Thesis statementを必ず書き、一番最後に置く!!
論文で一番大事なThesis statementはIntroductionの一番最後に置くというのが基本のルールです^^
Thesis statementの書き方
先ほどからThesis statementを連呼しているけど、なんのことだか全然わかりません…!
大丈夫です!ここでしっかり説明します^^
Thesis statementとは…
論文の議題の答え/自分のポジションなど、論文で一番言いたいこと表している文章
これは一文、多くても二文で書きます。
そして、このThesis statementは読者が読んだときに、何を言っているのか明白であることが大切です!
なので曖昧な言葉は避け、常に具体的であることが求められます。
これがStrong thesis statementってやつです。
大学論文ではいつもこれを求められます。
Thesis statementの中にはの3つが含まれていることを意識しましょう。
Claim(自分の主張)
+
How(どのように)
+
So what?/why?(だからなんだ/どうして)
先ほどのトピック
”大人と子供での第二言語習得に関して脳の情報処理回路ににどんな違いがあるか。どちらが有利か”
これのThesis statementはこの質問の答えです。
“幼児の脳はその言語への独自のルートを構築するので、第二外国語習得には有利だが、大人も勉強を習慣化させることで第二言語習得は可能ある。“
みたいな感じです。
もっとクリアに書けと言われそうですが…笑
と、ここまで書いてきましたが、ではIntroductionはこんな感じになります。
Intro-sample-1最後の2つの文がThesis statementです。
※もちろん完璧ではないので悪しからず。
言えることは、Introductionを書くのに一番時間がかかります。
論文全ての内容を網羅していなければならないからです!
なので、私はトピックとThesis statementだけはしっかり決めて、Introductionはいつも一番最後に書いていました。
Body Paragraph(本体)
Body Paragraphでは自分のThesis statementを支える根拠を書いていきます。
先に出したトピックであれば
幼児はどうやって第二言語を情報処理するか ― Body Paragraph 1
大人はどうやって第二言語を情報処理するか ― Body Paragraph 2
Bodyの構成は、これです!
Topic sentence
+
Evidence・Analysis
+
Conclusion sentence
Topic sentenceはこのBody paragraphでのメインアイデアです。
そして、これはThesis statementに反映されている必要があります。
Evidence・Analysisは、証拠と分析です。
Topic sentenceを支える証拠を提示し、さらにそれに対し自分なりの分析を入れていきます。
このEvidence・Analysisを3つほど繰り返します。
そして、最後にConclusion sentenceを書きます。
これはTopic sentenceを言い換えればokayです^^
(むしろ全く同じでもいいという教授もいました!)
Conclusion(結論)
これは楽です!
もはや、Introductionの繰り返しです。
言い換えながら、Introductionより短くなるようにしましょう^^
色々書いていると、自分の論文の論点からずれがちになります。
Conclusionまでくると、「この意見いれたいな~」と思うこともあるんですが、ここで新しい意見を持ち込むことはNGです!
最後に
一番Introductionが重いので、特に詳しく説明しました。
読んでもらって分かったと思いますが、論文ではThesis statementが一番大切なんです!
なぜなら、この1、2文で自分の意見/ポジション、それからBody ParagraphのTopic sentenceまでも含んでいないといけないからです。
そして、それが読む人にとってわかりやすく、何を言いたいのか明白でなければなりません。
あー、頭痛い!笑
全て書き終わったら初めから最後まで首尾一貫しているかチェックしましょう!
他の誰かに読んでもらうのが一番いいと思います^^
これを読んで英論文の書き方の参考になれば嬉しいです^^